歯周病・その他

はじめに

歯周病は歯周病菌による細菌感染症です。しかし、その病態は歯のかみ合わせが大きく関わっています。まず、歯石を取り除いて細菌による影響を改善し、必要な場合にはかみ合わせの安定を図る必要があります。ここでは細菌による炎症の改善までを紹介します。

歯周病

歯周治療

片山式ブラッシング法の変法

歯周病に対する当医院での治療の流れについて(通常週1回で合計6回以内)

  1. 歯周基本検査と炎症のある場合は消炎処置
  2. 簡単な歯石除去
  3. 2回目の歯周検査と歯周ポケット底までの歯石除去(1回8歯までで全顎4回以内)片山式ブラッシングの変法を指導⇒中等度までの歯周炎は約1週間で治まります。
  4. 年2回~4回のメインテナンス

除菌剤を併用する歯周治療

この治療方法には4つの大きなポイントがあります。

  1. 位相差顕微鏡での菌の確認
  2. 細菌の除去薬剤の内服
  3. カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
  4. 除菌後の歯石とり

特に[1]は、非常に大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の中の菌を確認しなくてはなりません。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか。位相差顕微鏡で確認しないとお薬の選択ができないのです。

位相差顕微鏡検査

顕微鏡検査では歯周病菌やカビ菌がほとんどの方にみられます。われわれは患者さんの口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。
顕微鏡で見ることで、今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのかこれからどういう状態になって行くのかがわかってきます。

さらに映し出された動画像を拡大表示する機能を用いることで治療効果のよりわかりやすい説明を聞くことが可能です。

その他・口臭症

  1. 歯周治療⇒除石とブラッシング指導
  2. 虫歯の治療、残根の抜歯、かみ合わせの治療、その他
  3. 0,1%塩化亜鉛の含嗽⇒唾液中の細胞による蛋白分解酵素の働きを阻害し、Znイオンが口臭物質とキレート結合して消臭効果がある。
  4. その他の含嗽剤
    ◎クロールヘキシジンの含嗽剤(コンクール)⇒歯の着色、黒色舌の欠点
    ◎メトロニダゾールの含嗽⇒グラム陰性菌、真菌、原虫(トリコモナス)にも有効(口腔内細菌のエコシステムの改善)
  5. 口腔乾燥の治療⇒口腔体操の指導、入浴指導、耳下腺マッサージ、高周波非接触療法、耳下腺導管の洗浄緊張によるストレスホルモンの増加で唾液の分泌量が低下するためそれに対するアドバイス。